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身体表現性障害とは

身体表現性障害とは、発熱、めまい、動悸、ふらつきなど身体に何らかの症状が現れているにも関わらず、医療機関でCTやMRIを用いて身体的か検査を行なっても異常なしと判断されてしまう症状のことです。身体表現性障害は、身体的な問題ではなく自律神経の乱れや心理社会的な要因が症状の原因となり各種症状が起こっていると考えられています。

身体表現性障害の症状

身体表現性障害の症状は「身体化障害」「心気症」「転換性障害」「疼痛性障害」の4つに分けることができます。

身体化障害・身体的な異常が見られないにも関わらず、痛みや胃腸症状、神経症状などが数年間にわたって繰り返し現れる症状。

心気症・身体的な症状により、自身が重病にかかっているのではないかと恐怖や不安にとらわれてしまう症状。

転換性障害・腕や脚の痺れや発作、皮膚感覚の違和感、筋肉の協調運動の障害、痛みに対する感覚欠如などが現れる症状。

陣痛性障害・身体的に痛みの原因となる異常がないにも関わらず、欠陥を引き起こすほどの痛みや激しい苦痛が現れる症状。

身体表現性障害の治療方法

身体表現性障害は、自律神経のバランスの乱れや心理社会的な要因が症状の原因と考えられています。そのため、自律神経のバランスを整えるために安定剤を服用するなどの薬物療法が症状の改善に効果的といわれています。また、カウンセリングなどの精神療法を併用することでも症状の改善効果が期待できます。

原因がわからない身体症状がある場合は

身体的な不調があるにも関わらず、医療機関に訪れてCTやMRIの検査を行なっても異常が見られない場合は身体表現性障害の可能性があります。自律神経のバランスの乱れや心理社会的な要因など心の病気が背景に隠れている可能性があるため、医療機関でCTやMRIを用いて身体的か検査を行なっても異常なしと判断された場合には精神科や心療内科に訪れることをおすすめします。自身が身体表現性障害かもしれないと悩んだ場合は、早急にあしたのクリニックにご相談ください。